冷蔵庫の電気代は、新しい製品を買わなくても、設定温度や使用習慣を変えるだけで節約できます。冷蔵庫は1年365日通しで稼働する家電なので、小さな習慣の違いが積み重なると、毎月の請求書に差が出ます。
冷蔵庫の電気代を節約する方法:設定温度から扉の開け方まで

1. 設定温度は冷蔵室3〜4度、冷凍室マイナス18度が基準です

冷蔵室は3〜4度、冷凍室はマイナス18度前後が、食品を新鮮に保ちつつ電気代を抑える一般的な基準です。より冷たく設定しても、食品の保存期間が長くなるわけではありません。温度を下げすぎるとコンプレッサーが休まず回り、電気代だけが上がります。夏は強めに、冬は弱めに設定する方も多いですが、最近の冷蔵庫は内部温度を自動で調整するタイプが多く、一度適切な温度に設定しておけば、季節ごとに調整する手間が減ります。機種によって表示方法が異なるため、説明書を確認してください。
2. 冷蔵室は7割、冷凍室は満タンにしましょう

冷蔵室は内部で冷気が循環するため、容量の7割程度までしか詰めないのがおすすめです。ぎっしり詰め込むと風の流れが妨げられ、内部と外部の温度差が生まれて、かえって稼働時間が長くなります。冷凍室は逆です。凍結した食品同士が冷気を保ち合うため、満タンにしておく方が有利です。スペースが空いている場合は、保冷剤や水を入れたペットボトルを凍らせて隙間を埋めておくと、扉を開けた際の温度上昇を抑えられます。
冷蔵室は余裕を持たせ、冷凍室は満タンにします。
3. 扉の開閉回数と時間は、思っている以上に影響が大きい

扉を開けるたびに冷気が逃げてしまい、コンプレッサーがそれを再冷却するために稼働します。開ける前に何を取り出すか決めておき、開けたまま迷う時間を減らすだけでも効果があります。熱い料理は少し冷ましてから入れましょう。湯気の立つスープをそのまま入れると内部温度が上がり、コンプレッサーがしばらく連続稼働します。扉のゴムパッキンが緩んでいないかも時々確認してください。紙を一枚挟んで扉を閉めた際に、簡単に抜けてしまうようであれば交換を検討すべきです。
4. 背面の隙間とホコリの掃除も忘れがち
冷蔵庫は熱を背面や側面から放出します。壁に密着させて置くと熱がこもって効率が下がるため、製品説明書に記載されている推奨間隔を守って設置してください。通常、壁から数センチ以上離すよう案内されています。放熱部にホコリが溜まるのも問題です。電源を切ったりプラグを抜いたりして、掃除機や柔らかいブラシでホコリを払いましょう。年に1〜2回で十分です。モデルによって掃除箇所が異なるため、まず説明書を確認してください。
5. 買い替えのタイミングはいつですか?
10年以上使っている冷蔵庫であれば、省エネ性能の高い製品に買い替えることで電気代が節約できる場合があります。ただし、新品の価格が高額になるため、長年使った製品でも異音や冷却異常がなければ、まず上記の習慣を変えることをおすすめします。買い替えを検討している場合は、購入前に製品の省エネ性能等級と月間消費電力の表示を比較してください。価格だけでなく、何年使うかも考慮すると判断しやすくなります。